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新水千豊 端唄小唄教室


「時雨」について
「時雨」とつく名の唄はいくつか教わりました。 「磯浜しぐれ」「よさこい時雨」… また端唄によく引用される宮城の民謡「さんさ時雨」というのもありますね。 「磯浜しぐれ」 〽風薫る 茜ぼかしの沖空みれば 夫婦鳥かよ ねぐらへ急ぐ 待っていてよと別れていった...
小唄 山中しぐれ
〽湯煙のかじか鳴く道 山中道は 夢もはるかな 思い出小道 こおろぎ橋の欄干は 今も変わらぬ湯の香り 一夜逢えても二夜と逢えぬ 旅のお方は罪深や 出で湯の町の唄聞けば 誰かが泣いているような 民謡の山中節が挿入されていて、とても風情のある曲です。そしてとても難しい…。...
端唄 紀伊の国
〽紀伊の国は 音無川の水上に 立たせたもうは船玉山 船玉十二社大明神 さて東国にいたりては 玉姫稲荷が三囲へ きつねの嫁入り お荷物を 担ぐは 合力稲荷様 頼めば田町の袖摺りに さしずめ今宵は待ち女郎 コンコンチキナ コンチキナ 仲人は真っ先まっくろくろな...
冬の唄 梅川(今日一日を)
冬を題材にした唄は、静かな中に動きや感情を表す歌い方が求められる気がします。 音も無く深々と降り積もる雪のようなイメージです。 春は浮かれる心のままに、夏はきりりと涼しげに、秋は人恋しさを込めつつ… といったように、季節ごとに概ね決まった地の気持ちがあると考えて稽古をしてい...


小唄 上野の鐘
小唄 上野の鐘 〽上野の鐘の音も凍る 春まだ寒き畦道に 積もるも恋の淡雪を よすがにたどる入谷村 門のとぼそに橘の 忍ぶ姿の直次郎 歌舞伎の”三千歳直侍”が題材の唄です。直次郎がその悪事のため江戸を逃げ出す直前、入谷の大口寮で養生している三千歳に忍び逢いに行く場面です。天衣...
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