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新水会

暗譜

次のお浚い会に向けて、弾き唄いの稽古をしています。

今回は初めて暗譜(譜面をみずに演奏すること)に挑戦しています。

今のところ、空で弾けたかと思えば唄がおろそかになり、

唄に集中すると手が止まる…の繰り返しです。


稽古していて感じたのは、譜面を見ながら弾く時とそうでない時とでは疲れ具合が違うなということです。単に慣れていないというだけではなく、疲労度の質が違う感じなのです。


これは暗譜をするしないによって、使っている脳の部位が違うのではないかと思い、

参考になりそうな本を読んでみました。

以下はごくざっくりとしたまとめです。


「目と手で覚える」

普通何かを音を聞く時には聴覚野という部位が活発になります。しかしピアニストの脳を調べてみると、聴覚野だけでなく視覚野も活発に働いていことがわかっています。つまり、音やメロディをイメージ(視覚情報)として捉えているらしい。また、同時に運動野も働いており、指の動きも重要なinputのようです。


「フレーズで覚える」

メロディを音一つずつではなく塊として覚えることも重要なようです。曲を構成する音の配列には一定の規則があります。三味線にも決まった旋律型(手と言います)があり、佃合方(つくだのあいかた)などが有名です。何度も弾くうちに、この音の後にはコレというようなことがわかってきます。 結局のところ、ひたすら繰り返し練習するしかない…という身も蓋もない結論になりましたけれど、めげずに皆さんも一緒に頑張りましょう。


最後に自身の心がけを…

幸い、ピアノソナタに比べれば端唄・小唄は圧倒的に短いので譜面は概ね1枚で収まる事が多いです。なので、私は譜面を一枚の画像として記憶するように心がけています。なんとなく「右上はこんな手で、左下はこう…」という感じです。

また、短くてもよいので、曲を小分けにしてとにかく譜面を見ないで何度も弾いてみます。譜面を見ているとどうしても目からの直接的な視覚情報に引っ張られてしまって、曲をイメージとして捉えられないからです。


さて、自主練の成果はいかに…

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下浚い

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